|
クリーブランド観光（２） ２０２３年５月１４日 
＜クリーブランド美術館はユニバーシティサークル地区にある＞ ５月１４日、日曜日、今日は３人でメジャーリーグ野球を見に行くことにしてある。デーゲームの試合は１１時半から。それまで、私は息子が勤めている大学構内で過ごすことにした。ケースウエスタンリザーブ大学はビジネス、法学、エンジニアリング、そして医療の分野で高い評価を得ている総合大学。運よくそこで息子は職を得た。 
＜ケースウエスタンリザーブ大学から見る夜明け（下がライトレールのレッドライン）＞ まだ暗い早朝、まだだれもいない息子の研究室にお邪魔する。息子はケースウエスタンリザーブ大学の医学系研究科神経科学部でAssistant Professor として自分の研究室を持たせてもらって研究している。 
＜研究室＞ 早朝でまだ人は誰も来ていない。区切られているがゆうに教室一部屋分はある中に顕微鏡や様々な機械が並んでいる。最初は何もなかった部屋に自分の裁量でここまでしてきたという。学部生や院生の面倒も見る必要があり、机並んでいる。授業もしているといい、改めてよくやっていると思う。  ＜ケースウエスタンリザーブ大学＞ 明るくなってきたので、外に出る。学校があるユニバーシティサークル地区は、クリーブランドを代表するケース・ウェスタン・リザーブ大学をはじめ、複数のカレッジや各種学校などの高等教育機関に博物館や図書館、病院などが集まる地域で学園都市と文化都市がミックスされたような所。 
＜鳥の親子＞ ここは市の中心からはライトレールやバスを使えば20〜30分ほどの距離。美術館や博物館に植物園、コンサートホールなどが徒歩圏内にある。構内には自然がほどよく残されていて、鳥やリスはもちろん、シカを見ることもあるという。 
＜学生会館＞ まずは、美術館を見に行くことにする。しかし開く１０時まで時間があったので学生会館みたいな所に入って時間をつぶす。ここはWifiや売店もあり自由に入れる。ちょうど日曜日でここで集まってどこかに出かけていく一団もある。 
＜クリーブランド美術館＞ 時間になったのでクリーブランド美術館を見に行く。ここはなんと無料で様々な美術品を見ることができるクリーブランド一の有名観光地。まずは、まるで中世にタイムスリップしたような池や噴水などの外観がすばらしい。 
＜武具の間＞ 本当に無料なのか恐る恐る中に入ってみる。まずは、入り口を入ったところにある「武具の間」。中世ヨーロッパの甲冑が並ぶ。片隅には日本の甲冑コーナーもあった。  
＜『人生』ピカソの青の時代とゴーギャンの作品＞ 絵画も中世から現代までたくさんある。ピカソの青の時代の作品『人生』、モネの「睡蓮」、ゴーギャン、ドガ、シャガール・・・・とてもじゃないがゆっくり鑑賞している時間はない。 そのうち野球観戦の待ち合わせの時間になり３人で車で出発。近くの駐車場に止め、歩いて球場まで行く。 
＜クリーブランド・ガーディアンズの本拠地プログレッシブ球場＞ クリーブランドにもMLBチームがあり昔はインディアンズという名前であったが差別的だということで名前を変えたことは日本でも放映され知っていた。 新名称のガーディアンズは「守護者」を意味する。 球団は「インディアンスは常にわれわれの歴史の一部だが、新しい名前はファンと（本拠地クリーブランドの）街を一つにするのに役立つだろう」とコメントした。(wikipedia） 今日はちょうどクリーブランドにエンゼルスが来るということでデーゲームの大谷観戦を計画した。これはひと月前に分かっていたことでチケットもネットで購入してある。ちなみに料金は一人あたり33ドル。円高で5000円くらいだが、内野席なのでこんなもんだ。 
＜エンジェルス対ガーディアンズ観戦＞ ネットで購入したチケットのバーコードを入口でスキャンしてもらい、入場する。席はビジターの三塁側の内野だが、３階で上から見下ろす感じ。はるか下の方で何かやってるなという感じである。周りを見ると日本人らしき人もたくさんおり日本語も飛び回っている。現地の日本人か日本からやってきた人か分からないが大谷人気はすごいものである。 
＜9回表大谷が同点ヒットを打つ＞ ビールを飲みハンバーグで昼食にする。試合はあまり盛り上がりも無いまま淡々と進んでいたが、地元のガーディアンズが先制した。お目当ての大谷はホームランはおろか、ヒットも無いまま９回表、チャンスで大谷に回ってきた。ここでセンター前にヒットを打ち同点になりようやく盛り上がってきた。 しかしその裏、ガーディアンズがサヨナラヒットを打ち試合終了。すごい盛り上がりの中、球場を後にする。 
＜クリブランド美術館＞ 大学に戻り午後からはもう一度、美術館に入り再び鑑賞する。午後は東洋美術のコーナーを回る。広い館内は休憩場もあり、ゆっくり過ごせる。 夕方、息子の車で家に戻り、夜は昨日のマーケット通りで食事。今日はクリーブランドの新しい文化の中心地で大学や美術を見た。そして思いもかけぬ大谷の野球観戦とクリーブランドの新たな姿を見た。 明日はいよいよニューヨークだ。本格的な一人旅が始まることに期待と一分の不安が横切る。
  
|