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ネゴンボ→クルネーガラ→アヌラーダブラ ２０１９年５月１９日  このあたり（クルネーガラのバスターミナル付近）のgoogle mapです。 ネゴンボからアヌラーダプラに向かう途中のクルネーガラという町でバスを乗り換える。その時、ふと山の上を見ると大きな白い仏像が鎮座している。ここが仏教の国だということを改めて感じる。 また、町を見るとあたり一面旗がはためく。これは国旗ではなく仏旗。 仏旗には、青、黄、赤、白、樺が使用されており、それぞれに意味があり 青色は、お釈迦様の頭髪の色で、乱れのない心 黄色は、お釈迦様の身体の色で、揺るぎない力強い心 赤色は、お釈迦様の血液の色で、大いなる慈悲の心 白色は、お釈迦様の歯の色で、清浄なる心 橙色は、お釈迦様の袈裟の色で、惑いのない心 国際的に認められている仏教の旗らしいが日本ではほとんど見かけることはない。しかし、ここスリランカではそこらあたりに掲げられていて仏教に対する信仰心の厚さが分かる。 7時に起きてゆっくりしているとドアをノックする音。何事かとドアを開けるとボーイがコーヒーとサンドイッチが入ったトレイを持って立っていた。この空港のそばにあるトランジットホテルは朝食付きなのだ。今日はアヌラーダプラまでの移動日。朝食を食べて早々にホテルを出発する。 
＜空港そばのホテルと朝食＞ ネゴンボ（ニゴンボ）はコロンボ国際空港のある町。普通はコロンボまで行ってそこから観光を開始するのだが、今回のテロで危険なコロンボは後回しにして、ここネゴンボから移動を開始することにした。まずはアヌラーダプラへ行き、そのまま時計回りで一周することにしている。しかし、詳細な計画はせず、いきあたりばったり。これが気楽でいいのだ。 
＜空港そばのネゴンボの町並み＞ 外に出ると昨夜食べる所を探し回ったネゴンボの町並みがあった。すぐ先が空港なのだがおせじにもきれいと言えない町並み。水たまりができているので雨が降ったようだが、天気は良い。あまり下調べして無いので、はたしてバスを乗り継ぎ無事アヌラーダプラにたどり着くことができるか不安もある。 
＜ホテルのそばのバスターミナル＞ とりあえず、ネゴンボのバスターミナルに行かなければならない。ちょうどホテルのそばにあった地元の人が使うローカルなバスターミナルがあった。聞くとネゴンボ方面に行くバスがあったので乗る。 
＜ふとん丸洗い＞ 途中、面白い車を見た。「ふとん丸洗い」日本で使われていた車がここで第二の人生（車生？）を送っているのだ。ふと「私もがんばらねば」と思った。日本車はどこの国でも人気で中古車でも同じ。よい物を作ると見ている人は見ているということか。 
＜ネゴンボのバスターミナル＞ 近いはずだがたくさんの客を乗り降りさせながら30分ほどかかりネゴンボのバスターミナルに到着。ここからアヌラーダプラ方面行きのバスを探す。直通があるのかよくわからないまま、売店の人があれだ！というので乗る。  ＜バスの中＞ 乗ったバスはローカルバスなので直通ではないみたい。運転席の後ろにブッダの絵があるのはさすが仏教の国。しかし本当にアヌラーダプラに向かっているのか不安になる。スマホの地図アプリでなんとなく北に向かっているので一安心。まあなんとかなるでしょう。  ＜車窓風景＞ 座って車窓を見ていると、さっそく見慣れぬ白い寺院を発見。白くきれいに塗ってありこれがスリランカの寺院なんだろうと思う。他にもスリランカの国旗とはちがうオレンジ色の旗がはためく。これは仏教の旗らしい。国旗よりたくさん町中にはためいている。  ＜クルネーガラのバスターミナル＞ 2時間ほどで昼頃クルネーガラという町のバスターミナルに到着。みんな降りるのでここで乗り換えなければいけないみたい。3階建ての建物に囲まれた立派なターミナル。昼前なのでバスは少ないが朝夕はこの広場や周辺の道路までバスであふれるそうだ。  ＜クルネーガラの交差点＞ ターミナルの外に出てみる。ここは四方から幹線道路が集まる交通の要衝地。標識の右がＣＯＬＯＭＢＯ（コロンボ）方面、上がＫＡＴＵＧＡＳＴＯＴＡ，キャンディーの手前の町、左がＴＲＩＮＣＯＭＡＬＥＥ、はるかかなたの島の反対側のインド洋に面した町、とすると下がこれから行くアヌラーダプラ方面か。  ＜山の上の白い仏陀像＞ ふと山の上を見ると大きな白い仏像が鎮座している。登ってみたいと思ったが、１時間ぐらいかかりそうで往復2時間。少し迷ったが、暑いしやめた。それにしても大きな仏像や周辺でたくさんはためく仏旗。ここスリランカが仏教の聖地だとあらためて感じた。  ＜車窓＞ テーミナルで昼食を済ませ、アヌラーダプラ方面行のバスを聞いて、再びバスに乗る。最初は山の中という感じだった景色はしだいに川沿いに湿地や田園が広がるのどかな風景になる。コロンボ島は北に行くほど高度が下がるのだ。  ＜アヌラーダプラの交差点＞ 約３時間後アヌラーダプラの新バスターミナルに到着。夕方４時過ぎだった。ここで降りて歩いて宿に向かう。地図をたよりに新市街らしき賑やかな町を歩く。交差点があり面白そうな時計台が建っている。ここを曲がりしばらく行くと湖畔に出る。 
＜宿 LAKE VIEW ＞ 宿は「地球の歩き方」に載っていた安宿にした。予約はしていない。しなくても空いていると予想したがその通りだった。夫婦で経営しているらしい自然あふれる宿。飛び込みで入ってきた客にうれしそうだった。客は他にはいないみたい。 
＜夕食＞ 夕食に出る。先ほど通った新市街でレストランを探すがビールがでそうな店は無い。一軒のレストランに入り適当に頼むとピラフがでてきた。ビールがないのでコーラ。まあこれで満足せねば。 
＜祭りのパレード＞ 夕食帰りに街角で仏教の祭りらしいパレードに遭遇する。楽隊を先頭に傘や貢物をもった信者が音楽にあわせ行進する。 神聖な行進を見た後なぜか（いつもだが）ビールが飲みたくなり、宿に戻り、ビールが無いか聞く。「満月の日(ポヤデー)はお酒が買えないし飲めない。でも、近くにある高級ホテルなら出してくれるかも」という。そうかこの２〜3日はポヤデーなのだ。 
＜ビールがあった＞ その高級そうなホテルのレストランに行くとこっそりと出してくれた。あまり人目につくとまずいからお茶のポットに入れていると説明された。しかし客は私しかいなかったけど・・・ 久しぶり（1日半だが）に飲むビールはおいしい。ポットの中の冷えたビールをお替りする。今日は初日でどうなるかと思ったが、なんとかバスを乗り継ぎここまできた。心配してた治安はまるで問題ないみたい。これでなんとか観光がスタートができる。こっそり一人でティーポットで乾杯する。
  
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