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サンタ・アナからグアテマラシティへ ２０１９年１１月７〜８日（午前）  このあたり（グアテマラシティ）のgoogle mapです。 先コロンビア時代にマヤ文明が栄えたグァテマラは15世紀にスペインに征服され、約300年に渡って植民地としての支配を受けた。1823年、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカとともに独立して中米連邦共和国となる。しかしその15年後には軍人カレーラが連邦を離脱しグァテマラ共和国が誕生。その後次々と残りの国も独立して中米連邦共和国は崩壊してしまう。 首都グアテマラシティの国家文化宮殿は、1936年から1943年にかけて建築された大統領府で、ルネッサンス、ネオクラシック、そしてバロックなどを融合させたコロニアルスタイルの建物。現在も中央政庁舎として機能している。
＜サンタ・アナ→サンサルバドル→グアテマラシティ＞ 今日はサンタナからサンサルバドルまで戻り、TICAバスでグアテマラシティまで移動する予定。残念なのはサンサルバドルからグアテマラシティへ行く国際バスがサンタ・アナの近くを通るのだがサンタ・アナに止まらないので一度サンサルバドルまで戻らないといけないということ。サンタ・アナからローカルバスを乗り継いで直接国境越えをすることもできるみたいだが危険回避のためやめた。 
＜屋上から見るサンタ・アナの町並み＞ 仕度して昨日のバスターミナルに急ぐ。朝の内に近郊にあるタスマル遺跡を見学してホテルに戻り、チェックアウトしてサンサルバドルまで戻る途中に行きに閉まっていたホヤデセレン遺跡を見学しようとする欲張った計画。サンサルバドルからグアテマラのバスが2時だということでなんとかなるかなという感じ。 7時過ぎに昨日のバスターミナルに行き、タスマル遺跡行きのバスに乗ろうと聞くが、ここには来ないという。係員は２ブロック先のガソリンスタンドの辺で待っていろとバス番号をメモしてくれて外を指さす。まったく不便なバスターミナルだ。 
＜タスマル遺跡前の店＞ 言われた所でバスを待つ。ところが番号のバスがなかなか来ない。やっと来たバスに乗って出発。約30分で遺跡の町に到着。時間はまだ9時前で開いてない。遺跡の前のお土産屋などは開いていてププサを買って食べて待つ。9時になり一番乗りで入場。と言っても私のほかはいない。 
＜タスマル遺跡＞ タスマル遺跡はサンタ･アナから西15kmにある、紀元前12世紀頃から紀元5〜6世紀頃まで栄えた「チャルチュアパ」文明の中心地で、タスマルとは「いけにえが焼かれたピラミッド」を意味する。 最初の神殿を覆うように基壇が増築され、5つの建造物が複合された高さ23mの中央神殿が建っている。 中央神殿に登ってみる。後から増築された基壇まで登れる。高さはさほどでもないが規模の大きな立派な遺跡である。  ＜博物館にあった石像＞ その後、神殿の周りを1周して入口に戻り、脇にあった小さな博物館に入ってみる。発掘された遺跡や土偶が展示されている。30分ほどで観光修了。 バスを拾ってでサンタ・アナまで引き返しホテルをチェックアウトする。ホテルでサンサルバドル行きのバス亭まで車で送ってもらい、そこでしばらく待ってバスを拾う。 バスは行きと違って自動車専用道路を通る。約30分後に三差路で降りて１０８番バスを拾いホヤデセレン遺跡に行く。ところが・・・・・またもや閉まっている。今度は理由が分かったちょうど12時過ぎた所で昼休みなのだ。エーッまたもや・・・1時まで待つと2時発のTICAバスに間に合わない。泣く泣く遺跡を後にした。まあ2度も閉まっているといは、よほど縁がなかったんだろう・・・あきらめる。  ＜１０８バスは超満員＞ 再び108番バスを捕まえて乗るがこれが超満員。おまけに途中、道路工事中で渋滞する。イライラしながらスマホの地図を見ているとサンサルバドルのTICAバスのターミナルが２つあるのを発見。ホンジュラスから来た時に降りた東のTerminal San Carlosとは別の西にもTERMINAL SAN BENITOがあるではないか。しかもこれはこのバスを途中で降りて歩いていけそうだ。 
＜サンサルバドルに到着＞ というわけで、MAPSを見ながら一番近そうな所で降りて歩く。新市街なので治安は問題ないみたい。20分くらいでTICAバスターミナについてバスの時刻を見るとちょうど2時発があるではないか。東のバスターミナルまで行かなくてよかった。時間が少しあったので近くの食堂で昼食を摂る。 
＜車窓風景＞ 2時、TICAバスに乗り一安心。これで危険と言われるエルサルバドルともお別れだ。あまり危険な目には遭わなかったが一安心。バスは再びサンタ・アナ方面に戻るがいたしかたない。 
＜国境橋＞ 3時間くらいで国境にかかる。係員がバスの中に乗り込んでざっと見るだけでエルサルバドルの出国スタンプは押されない。ずいぶん緩い出国だ。グアテマラのイミグレに到着。係員が、乗客のパスポートを集め外にでる必要はなかった。 
＜夜のグアテマラシティに入る＞ 国境を過ぎるとしだいに日が暮れてくる。そのうちにしだいに家が増え、グアテマラシティに入る。さすがに都会でイルミネーションが華やかに照らす。 
＜TICAバスホテルはロフト付き＞ 9時ごろTICAバスターミナルに到着。ここもホテルがあるのでチェックインする。この部屋はロフトがついていて3人は泊まれる。食事に出ようとレストランがどこにあるか受け付けのおばさんに聞くがもう閉まっているという。１００ｍ先にドライブインがあるから何か売ってるという。教えられた通り夜の町を歩いて歩道橋を渡る。さすがに夜の町を歩くのは怖いが１００ｍである。着いたドライブインで買おうとすると米ドルが使えないという。その代わりＡＴＭがあった。しかしカードはホテルである。 
＜夕食はホテルで＞ しかたなく再び歩道橋を渡り、分厚い扉を開けてもらいホテルに戻りカードを取ってくる。ＡＴＭでグアテマラの通貨「ケツァール」をゲットしてハンバーガーとビールを買ってホテルに戻る。ホテルの部屋で夕食。まあ、手間はかかったがなんとか食べ物とビールを手に入れることができ満足。しかし米ドルが使えなかったのはこの旅行で初めて。さすが中米の盟主。自国の通貨に誇りをもっているんだろうと感心する。まあ、いろいろあったが考えれば比較的スムースに移動できていることが分かり安心して眠りに着く。 あくる日、まずは、アンティグアまでのバスを予約する。市内にある公共バスのターミナルは危険な区域にあるので使わない方がよい。代わりにticaバスから出ているという事前情報に間違いなかった。2時発なのでそれまでタクシーでグアテマラシティ観光に出ることにする。  ＜TICAバスターミナルの扉＞ それにしてもTICAバスターミナルの扉はすごい。昨夜はここを何度もくぐって警備員に扉を開けてもらい夜の町に買い物に出たんだが、よくぞ無事だったもんだ。  ＜グアテマラ国立考古学博物館＞ タクシーと言ってもTICAバス付属のドライバーが運転する車でまずは近くのグアテマラ国立考古学博物館に行く。近いといっても渋滞があり30分くらいかかって入り口に着く。校外学習らしい子供たちが並んで、引率の先生方が四苦八苦しているどこか懐かしい風景に出会う。 
＜マヤの石碑＞ 中は広く、様々なマヤの遺物、石碑等が並ぶ。マヤの出土品の充実度が素晴らしいこの博物館で1時間ほど見学する。その後、博物館を出て再びタクシーを拾い市内に出る。 
＜グアテマラのエッフェル塔？＞ タクシーの運転手が途中でここを見ろとばかり見せてくれたのが立派なグアテマラシティのエッフェル塔。高さ75mで、324mのエッフェル塔に比べれば三分の１のミニチュア版。「正式には改革者の塔と呼ばれ、グアテマラ大統領で数々の改革を行ったフスト・ルフィノ・バリオスの生誕100年を記念して1935年に建設されたもの。 
＜中央郵便局＞ 続いてカテドラルすぐ横にある建物を見ろという。アーチが施された建物は中央郵便局。淡いピンク色とベージュ色が施され、美しい建築物だ。東館と西館を結ぶ通路にはにはグアテマラシティの、シンボルが掲げられており、ちょうどその間をバイクで通るカップルもバッチリ撮れた。 
＜中央広場＞ タクシーは中央郵便局の下をくぐり、しばらく行くと中央広場に到着。ここがグアテマラシティの中心地。周囲にメトロポリタン大聖堂とか国家文化宮殿とか重厚な建物が並ぶ。一部工事中であまり人はいない。サンサルバドルのような陽気な市民の風景は見られない。 
＜メトロポリタン大聖堂＞ 中央広場の一角に立派なメトロポリタン大聖堂があった。1782年から1815にかけて建築された白壁が美しい大聖堂。1830年、1917年、そして1976年の3度の大地震に耐え抜いた。 
＜メトロポリタン大聖堂内部＞ 中に入ってみる。屋内はとても広く、荘厳な雰囲気。 
＜市場＞ 次に近くの中央市場による。賑やかな街並みの両側にたくさんの店が並ぶ。果物、野菜はもちろん衣類、履物などあらゆる品物を売っているおなじみになった風景。中に入ってみる。狭い所にびっしりと品物が並ぶ。 
＜駐車場から大聖堂が見えた＞ 迷路のような市場からの出口を探すのに一苦労。ようやく見つけて上がってみたら駐車場がありそこから大聖堂の青いドームが見えた。先ほどのメトロポリタン大聖堂の後ろ側の部分。 
＜昼食はファーストフード＞ 昼になったので昼食を摂ろうとレストランを探すがビールが出そうなところはない。ファーストフードとコーラで我慢することにした。食事後、再びタクシーを捕まえ、TICAバスターミナルに戻る。わずか数時間だが危険だと言われているグアテマラの首都をそれなりに観光できて満足。午後は比較的安全なアンティグアに移動だ。
  
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