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ベリーズシティ→カンクン→トゥルム遺跡 ２０１９年１１月１６〜１７日  このあたり（トゥルム遺跡）のgoogle mapです。 カリブ海に面したメキシコの世界遺産トゥルム遺跡。トゥルムは、マヤ人によって造られ居住された最後の都市の1つで、マヤ文明の後期の13から15世紀の間に繁栄し、スペイン人がメキシコを占領し始めたあとも、およそ70年間を生き延びた。スペインの移民によって持ち込まれた感染症が、終焉の原因であったようにも見られている。 遺跡自体の魅力はさることながら、カリビアンブルーの海、真っ白なビーチ、そしてグレーがかった遺跡とのコントラストが圧倒的なインパクトを与える。遺跡からはビーチに降りることもでき、海水浴ができる世界遺産として、旅行者から絶大な支持を受けている。
＜ベリーズシティ→カンクン→トゥルム遺跡＞ キーカーキーでマリンライフを楽しんだ後、夕方5時のボートでベリーズシティに戻る。これから夜行バスでカンクンに移動する。その後、トゥルム遺跡に行くというか戻り観光する予定。実はカンクンに行くことで頭がいっぱいで、と途中で下車したらよかったかと悩んだところだ。 
＜夕方のベリーズシティの町＞ ボートは夕方６時くらいにベリーズシティ港に到着。バスターミナルまで３０分程度の町を歩く。薄暗くなっていて少し危険を感じるが、他にも歩いている旅行客がいてその後をついていく。  ＜夕食＞ バスターミナルについて夕食にしようとレストランを探す。しかし例によってビールが出そうな所はない。しかし、バスターミナル近くの中華系食堂に寄ってみるとなんとビールがある。暗い雰囲気で、一般庶民が使う店だがこれで十分。焼き飯を注文してビールを飲む。  ＜バスターミナル＞ 食後バスターミナルに戻りバウチャーを切符に変えてもらうが、買った切符は思ったより安く、見ると国境までの切符で店員がなにやらしきりに説明する。どうも国境で買い替える必要があるみたい。その他いろいろ現金を用意しろとかいうが、たぶん出国税。まあ、なんとかなるさ。 
＜ＡＤＯバスに乗る＞ 待合室でバスを待つ。夜７時半になり、やってきたＡＤＯバスに乗る。ＡＤＯバスはこれまでのＴＩＣＡバスと同じく国際バスだが主にメキシコで運営しているバス。メキシコ最大手のバスで以前にも乗ったことがあり、これで一安心。なんとかカンクンに戻れる。夜行バスは少しリクライニングが効くが普通のバス。約５５０ｋｍ10時間のバスの旅が始まる。 
＜ベリーズ側のイミグレ＞ ベリーズシティーを出発して4時間ほど、深夜12時ごろ、コロザルという地域にあるベリーズ側の国境のイミグレーションに到着。眠い中起こされバスを降りて、ここで出国税20ドルを払う。乗客全員のベリーズ側の出国手続きが終わったバスは、国境を通過しメキシコ側のイミグレーションに到着。ここでこの旅行8カ国目のメキシコ入国手続きをする。私はメキシコには過去2回来ており3回目。 
＜車窓風景＞ その後30分ほど走りバカラルというメキシコのバス亭で降りてそれぞれがチケットを購入するというややこしい手続きの連続。ここで中国人のおばさんが聞いてきて話してる中、顔見知りになる。このおばさんはトゥルムで降りて遺跡を見学するという。私もそうすればよかったと再び後悔する。しかし早朝4時ごろ降りても大変だ。彼女とはあとで遺跡で再会するのだが・・・。 ひと眠りして目覚めるとあたりは明るくなり、カンクン近くになっている。  ＜カンクンバスターミナルに到着＞ 朝6時、カンクンバスターミナルに到着。ここはＡＤＯバス専用のターミナル。近代的で大規模で驚く。ここで1時間ほどトイレ、洗面、朝食などで過ごした後、予約していたホテルに向かう。  ＜ホテルに入る＞ Mapsに従って公園みたいな所の脇を通り、10分ほどでホテルに着く。この旅行最後の宿になるので思いきって？中級ホテルにした。チェックイン時刻よりかなり早く、入れないかと心配したが問題なく入れた。少し休憩したのち観光に出る。カンクンには以前行ったことがあり、その時にはここをスタートにチチェンイッア、パランケなど北部の遺跡を巡ってメキシコシティーまで行った。したがって今度は南部の遺跡の観光となる。 
＜車窓風景＞ 再びバスターミナルに向かい、トゥルム方面のバスの切符を買う。やはりＡＤＯバス。2時間ほどかかりトゥルム遺跡に到着。11時過ぎだった。こんなに時間がかかるとは、やはり夜行バスでトゥルムで降りるべきだっか・・また後悔する。  ＜エントランス＞ トゥルム遺跡前で降りてお土産通りを延々と歩いてエントランスに向かう。観光客は多く遺跡というより行楽地。エントランスで切符を買いようやく入場。  ＜中央神殿（エル・カスティージョ）＞ トゥルムは、メキシコ中部と中央アメリカの文明をつなぐ港として海沿いに建設されたと言われている。当時は貴重な銅製品や黒曜石、ヒスイなどが海上貿易で取り引きされていたようだ。 トンネルみたいな所を抜け、最初に姿を現し目立つ建物が、この中央神殿（エル・カスティージョ）。遺跡の中央に位置し、最も高い建物が出迎える。 
＜トゥルム遺跡＞ エル・カスティージョのすぐ北側には小さな神殿があり、その特徴は神殿入口上部にある天から降臨する神と呼ばれるレリーフにある。この人物が逆立ちしたレリーフについては、雨の神チャック・モール説やマヤ人が蜂を畏敬した説など諸説あるが、未だ解明されていないという。 
＜トゥルム遺跡で中国人女性と再会＞ ここで夜行バスで知り合った中国人女性と出会う。話しかけると向こうも驚ていた。早朝トゥルムに着いた彼女は、ホテルに入って休んで観光に出たそうだ。それにしても再び出会うという確率はかなり低いと思うが・・・・。 
＜遺跡下のビーチ＞ 美しい景観や遺跡を楽しめるだけではない。なんとこの遺跡、海水浴が楽しめるのだ。遺跡の奥には階段があり、そこから降りてみるとビーチに繋がっている。大勢の人が泳いでいる。せっかくだから私も泳いでみる。スマホなど貴重品を砂浜に置き、目の届く範囲にだから沖合１０ｍくらいが限界。でも十分楽しめた。  ＜イグアナ＞ 上がって休んでいるときにイグアナに遭遇。日本ではイグアナを目にする機会は動物園ぐらいしかないが、ここトゥルム遺跡ではそこら中でイグアナを目にする事ができる。 海岸でここで軽い昼食。リンゴの芯をイグアナにやってみたら面白い動画が撮れた。 このようにカリブ海と遺跡、そしてイグアナというまさにトゥルム遺跡でしか出会えない光景に出会う事ができるこの遺跡は最高。  ＜昼食＞ 2時間ほどで広い遺跡の観光を終え、食事にする。お土産通りでレストランに入る。タコスを注文してビールを飲む。意外に高かったがまあ、遺跡価格か・・・・ 
＜タクシーに乗ってグランセノーテへ＞ ここからグランセノーテへ行くことにする。タクシーと値段交渉する。高いが決まっているらしく一覧表を見せこの値段だと負けない。時間もなくしかたない了承する。タクシーは20分ほどでセノーテに着く。 
＜グランセノーテ＞ セノーテとはユカタン半島にたくさんある泉のこと。この半島は石灰岩の地質でそれが雨水で溶けて地下水脈が縦横無尽に走り回っている。それが所々で泉となって顔を出しているのだ。入り口で料金を払い中に入る。敷地の中に大きなくぼ地がありそこが泉になっている。  ＜グランセノーテ＞ 階段を下ると踊り場があり荷物を置いて泳げる。セモーテで泳ぐのは2回目。前回はチチェンイッア周辺のセノーテで泳いだのを思い出した。泉に入ってみる。地下水は透明で冷たい。でも徐々に慣れてきて気持ちいい。なにより神秘的な雰囲気の中で泳ぐのは最高。 
＜グランセノーテ＞ 上を見ると鍾乳石みたいなものもぶら下がっていて、横を見るとカメも日向ぼっこしていたり泳ぎだしたりしている。 
＜乗り合いバスで＞ セノーテを出てタクシーを拾おうとするがいない。しかし、ちょうどいた女性2人が捕まえたタクシーに相乗りしてバスターミナルに向かう。途中で降りちょうど来たプラヤ・デルカルメン行きの乗り合いバスを拾う。プラヤ・デルカルメンで乗り換えカンクンへ。  ＜乗り合いバス＞ この旅行ですっかり地元のバスの乗り降りにも慣れてきた。時間や便数が決まっているＡＤＯバスを待つよりずっと効率的。ただし満席にならないと出発しないが、すぐに満席になった。  ＜プール＞ 5時ごろ乗り合いバスは無事カンクンへ到着。ホテルへ一度入り一休み。シャワー代わりにプールに入る。この中級ホテルはプール付きである。遺跡での海水浴、セノーテに続き本日3回目の水泳である。 
＜公園の屋台＞ プールでさっぱりした後、ホテル前の公園広場に出てみる。今日はちょうど日曜日。もうすでにたくさんの屋台、土産物屋が出ていて人も集まってきた。これは以前カンクンで見た風景。メキシコ人はお祭り好きで町の中心の広場で集まるのだ。  ＜古代の球技＞ アトラクションで古代のマヤ時代の衣装で球技の実演をしていた。こういうのがマヤ遺跡の球技場で行われていたのだろう。いやいやこんな生易しいものでなく命がけだったはずだ。 
＜夕食＞ 広場周辺のレストランで夕食をとる。タコスにビール。メキシコ料理はタコスぐらいしか分からないから注文するのだが、安くてビールに合いおいしい。 
＜カーニバル＞ 再び広場へ戻る。中央広場ではカーニバルが本格的に始まりその周りを人々が集まり賑やかだった。 中央のステージでは芝居や踊り、音楽演奏などが行われている。それを取り囲むように売店や屋台が並ぶ。  ＜タンゴ＞ 周辺にも小さなステージがありタンゴのダンスをしている。メキシコ人はよほどこのダンスが好きらしく代わる代わるグループが出場しては拍手喝采を浴びている。  ＜遊園地＞ 広場の中には小さな遊園地もあり子供たちが乗り物に乗っている。小規模な狭い場所に急ごしらえの乗り物だが子供たちはキャーキャーいいながら楽しそうに遊んでいる。それを見ている親。いつかどこかで見たようなほほえましい光景。 
＜部屋＞ 遅くまで遊んでいる人々と最後まで付き合いきれずホテルの部屋に戻る。この中級ホテルの部屋は広い。ベランダもある。 3週間の中央アメリカ縦断の旅を終え無事カンクンに戻ることができた。思えば一カ国3日とかおおままな計画だけで細かく計算していたのではないが、順調にきて明日18日にボルチモアに戻れそうだ。ちょうどの日程で一日たりとも無駄な日はなかったように思う。無事に戻れそうなことに感謝して寝る。
  
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