≪●●●レイク・ルイーズへ●●●≫
朝７時起床。まだ、薄暗い中、洗面を済ませ、テントを片付ける。
旅もいよいよ後半に入る。今日は、レイク・ルイーズまで行き湖周辺の山や氷河のトレッキング予定。
とりあえず、もう一度コロンビア大氷原に行くことにする。
ここの氷河の、最先端あたりは歩けそうだったと昨日、観光中に見ていた。
＜コロンビア氷河:手前は1992年の氷河の位置＞
５分後、氷河最先端の駐車場に着く。
あたりには誰もいない。車を置き歩いて氷河の方面に瓦礫の中の道を登る。
すぐに大きな氷河の先端が現れる。下から見上げる氷河も格別だ、
しかし、驚いたのはそばにあった看板。年代ごとに氷河の先端だった位置が表示してあるのだ。
今、立っている所は2000年の先端とか・・・・
明らかに氷河が小さくなって先端が後退しているのだ。地球温暖化の影響をまざまざと見て、改めて驚く。
＜ドライブ＞
３０分ほどのミニ氷河観光を終え、再びルート99を東に向けて車を走らす。
昨日よりももっとすごい車窓風景。
雪を抱いたカナディアンロッキーの山々が現れては消える。
＜途中の湖で＞
時々、蒼い湖が現れ、車を止め休憩がてら写真を撮る。
まさに、至福のドライブ。
２時間ほどで、車はやがて小さなレイク・ルイーズの町を過ぎ、ナビに沿って駐車場に入る。１０時前であった。
＜レイクルイーズの駐車場＞
レイク・ルイーズの名前は、ヴィクトリア女王の4女でありカナダ総督ジョン・キャンベル夫人であったルイーズ・キャロライン・アルバータに由来している。
アルバータ州の名前も彼女に由来している。この湖の名前がそのまま町の名前にもなっている。
＜レイク・ルイーズ周辺トレッキング道＞
この美しい湖を基点として、いくつかのトレッキングコースが設けられている。
あらかじめ、予定していた、レイク・ルイーズ→ミラー・レイク→レイク・アグネス→ビッグビーハイブ山→プレーン・オブ・シックス・グレイシャーに合流というコースをとることを確認。
＜レイク・ルイーズ＞
昨日は小雨だったが今日の天気は晴れ。絶好のトレッキング日和。
初めて対面する湖は、大勢の観光客が写真を撮っていた。
湖からから見ると、対面に今日の目的地ビクトリア氷河が中央に見える。
右を見るといくつかの山々がそびえる。その中の右端が今日登る予定のビッグバーハイブ山。
＜トレイル道＞
素晴らしい眺めの中、記念写真を撮ったり撮られたりしているうちに３０分は過ぎたか。
湖の端に沿って少し行くと右にレイク・アグネスへ登る分岐道がある。
樹林の中の道は、快適。時々下にレイク・ルイーズがあわられ、しだいに小さくなっていく。
馬でも登れるみたいで、時々馬専用の道と交差する。。
＜ミラー湖＞
約１時間でミラー湖に着く。小休憩。
小さな湖の周辺で休んでいるとリスが寄ってくる。
観光客には慣れているみたいで、エサをねだりに寄ってくる。
＜レイク・アグネス湖に到着＞
さらに１時間ほどで、レイク・アグネス湖に到着。
ここには休憩所の山小屋風レストランもある。
＜レイク・アグネス湖畔を歩く＞
湖を左に見て、半周する。
青い湖に緑の草原、茶色の山々、白い氷河・・・・
まるで、おとぎ話の世界みたいなすばらしい景色である。
＜レイクアグネス湖を見おろす＞
やがてビッグビーハイブ山に登る急登になる。
レイク・アグネス湖を左に見てジグザクの道をどんどん登る
約３０分で峠に着き、左に曲がり２０分ほど登るとビッグビーハイブ山頂上に着く。
＜ビッグビーハイブ山頂上＞
頂上を過ぎた所に休憩小屋があり、ここから見降ろすレイク・ルイーズはすばらしい。
下から見るのと違うのは、湖面がエメラルドブルーなのだ。
ここでビールを飲み給食。バナナにパンだけだが、すばらしい景色とビールがあれば他はいらない。
＜ニブロック山(2976m)＞
元の分岐まで引き返し、ここから下りになる。
右にニブロック山(2976m)を見ながら下る。
＜Mtテンプル(3544m)＞
左にはMtテンプル(3544m)がそびえ立つ。
素晴らしい風景の中を下る。
＜雷鳥親子と出会う＞
下る途中、道に雷鳥親子が出ていた。
＜お花畑＞
お花畑にも出くわす。
＜馬でトレッキング＞
やがてプレーン・オブ・シックス・グレイシャートレッキングコースに合流する。
ここから、細い道になり、左は断崖という危ない所もある。
時々馬のトレッキングと出くわす。
＜途中のティーハウス広場＞
ゆるやかな道を登り最後のジグザグの急登を登るとティーハウス広場に到着。
ここで休憩して引き返す人も多いが、せっかく来たコース、最終地点まで行くことにする。
＜ビクトリア氷河＞
そこからさらに３０分ほど登ると、トレッキング最終地点に到着。
ここは眼下にビクトリア氷河を望み、他も加えると６つの氷河を見るとことができるのでプレーン・オブ・シックス・グレイシャーという名前がついている。
トレッキング最高点は休息所などなく、急斜面の瓦礫の中。
すべりそうな瓦礫の中、ビクビクしながら記念撮影をする。
＜トレイル最高点＞
このトレイルは、マウント・リフロイとマウント・ビクトリアの間のギャップ、アボット・パスとそこから流れ出すローワー・ビクトリア・グレイシャーを真正面をながめるところで終わっている。
しばし、この雄大な眺めを楽しむ。
振り返り見ると、レイク・ルイーズと湖畔のホテル、シャトー・レイクルイーズが小さく見える。
＜レイク・ルイーズを見おろす＞
帰りは、レイク・ルイーズへ直接下っていく感じ。
疲れた体にムチうって、どんどん下ると約２時間かかり今朝来た湖畔に到着。
湖畔でカヌーに立って漕いで遊んでいる現地人風の服を着た女性たちを見かける。
歌の「ブルーシャトー」のモデルになったホテルも見える。
＜レイク・ルイーズ湖畔で、左が「ブルーシャトー」のホテル＞
駐車場に着く。時間はもう４時すぎ。
ここで今日のキャンプ場をどうしようかと思案する。
近くのキャンプ場を回ってみるが満杯と表示が出ている。これは想定内。
オーバーフローキャンプ場を見つけ入ってみるが、大きな駐車場という感じでやめた。
ええい、バンフまで行ってしまえ。
＜バンフの町＞
レイク・ルイーズからバンフまでは高速道路が走っていて４０分程度で行ける。
バンフの町はやはりここらで一番の都会。しゃれた建物が並ぶ。
まずは、ガイドブックに載っている温泉に行くことにした。
＜温泉へ入る＞
ナビに沿ってバンフの町を抜け、郊外の高台にある温泉に行き入る。
久しぶり（約１週間？）の風呂で旅の疲れをとる。
さて、時間はもう６過ぎ。さて、今晩のキャンプ場をどうしよう。まだ、メインの問題は解決していない。
＜トンネルマウンテンキャンプ場＞
バンフのキャンプ場といえばトンネンマウンテンキャンプ場と調べている。
どうせ、満杯だろう。でももしかしたら・・・ダメ元で行ってみる。
ナビに沿って７時ごろキャンプに着く。受付で聞いてみると・・・ラッキー空いていた。
ここはトンネル山の樹林の中の広大なキャンプ場。
受付で指定された区画を探すのに右往左往する。
＜夕食はテントの中、ビールは新しい銘柄＞
やっと探したサイトだが、あいにく雨が降ってきた。しかもビールがないことを発見。これは何よりの一大事！
あたりには売店など無く、町まで買いに出る。バンフの町まで戻り、ナビで酒屋を検索してなんとかビールをゲット。
今日は小雨の中、テントの中でラーメンを作る。あいも変わらないメニューだが、テントの中の食事もいい。
今日もいろいろなことがあった。すばらしい景色の中をトレッキングできたことに感謝！。新しい銘柄のビールとワインで一人で乾杯する。
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