<ブラジル旅行記5>
アマゾン川ツアーC(川イルカ、Paricatuba村訪問、マナウスへ戻る)

2012年,8月4日〜6日

<Paricatuba(パリカトゥーバ)村の遺跡で子供たちと>
このあたりの写真地図(google)です

 


≪●●●川イルカ●●●≫

最終日、いつものように朝焼けを堪能して、朝食。今日は「川イルカといっしょに泳ぐ」というアクティビティ。その後、地元の村を訪問するという。午後はマナウスへ戻る。


<川イルカ>

参加者はスペイン人カップルと私、ガイドが一人。
まずはいつもの水上商店のそばを通り、川イルカ観察のポイントに行く。桟橋ができておりそこに船をつけると、船で係員らしきおじさんがやってくる。

<川イルカ>


もう沖にはイルカが来ている。おじさんが水をたたくと桟橋のそばにやってくる。おじさんはもってきたバケツから魚を取り出し、やるとイルカが顔を出し食べる。私たちは救命胴衣を着け、水の中に入り、イルカに触れることができる。

<名誉の負傷?>


救命胴衣を着けているので水の中で浮かんでいると、その下に好奇心旺盛のイルカが来て足をつつく。まるで「イルカに乗った少年」のような感じになる時もある。いつのまにか手がイルカに噛まれて痕が付いていたが、イルカも本気でかんでいるわけではない。名誉の負傷。良い記念である。

≪●●●Paricatuba村●●●≫

その後、そのままアマゾン川の本流に出てしばらく下る。橋やマナウスの町が近くに見えるようになったころ上陸。

<上陸して町に向かう>


ここがParicatuba村、原住民の村ではなく、普通のブラジル人が住んでいる村だ。田舎のブラジル人の姿が見えるということと遺跡があるらしくツアー地になっている。

<村のこどもたち>


船付き場から坂を上がると家がまばらに顔を出す。あちこちで子供が遊んでおり、どこにでもありそうな、のどかな村。

<ガイドの実家>


ここはガイドの出身地らしく道ですれ違う人に親しそうにあいさつする。ガイドのおじいさん、おばあさんの住んでいる家に寄る。おばあさんは90才になるという。ハンモックで寝ていたが、久しぶりに訪ねてきた孫の姿を見ると、起きて抱擁していた。

<子供たちと>

学校に寄る。ちょうど午前の授業が終わった所みたいでたくさんの子供たちが校庭に出て、遊んだり帰り始めている。

<教室>

教室に入らせてもらった。質素な教室だが、一応環境は整っている。まだ、宿題をしている子もいる。

<遺跡の前の子供たち>

目指す遺跡はこの学校の裏側にあり、入ってみる。

<遺跡に植物が・・>

ここはその昔、囚人の収容所だったところが後に隔離病棟として使われていたのだとか。今は樹木に覆われて廃墟になっている。

<ノートを見せてくれた>

遺跡の中まで付いてきた子供といっしょに写真を撮る。ノートを持っていた少女に見せてとお願いする。ノートを少し恥ずかしそうだが、誇らしく見せてくれた。小さな字でびっしり書いてある。中学生にもなって、ろくなノートも書けないようなどこかの文明国の生徒とつい、比べてしまう。

<親子>


最後に病院に寄る。これは見学ではなくスペイン人の男性の足にできたかぶれがひどくなって診てもらったのだ。外では妊婦さんたちが診察を待っている中、先に無料で見てもらい、塗り薬をもらった。
ジャングルに入ると、いろいろな樹木、虫、さらには汗疹だか何が原因か分からないが、私も体のあちこちに発疹が出ているのだが、日本から持ってきた虫刺され薬でなんとかしのぎ、診てもらうほどではない。

<船を運転するガイド:後ろが追いついてきた観光船>


約2時間の見学後、村を後にし、船でアマゾン川を逆のぼり、宿泊地に戻る。

<スイカをもらった船>


途中、別の船が追い越して行くのをガイドが追いついて停めて、何やら話している。船には欧米人らしき家族。借り切って観光しているらしい。なんとスイカをもらい、みんなでほおばる。

≪●●●マナウスへ戻る●●●≫


宿泊地に戻り昼食。最後の食事もパクー。
2時ごろ、宿舎を出発。私とロシア人カップルの3人。小舟で元きた水路を戻り、ここからはタクシー。

<最後の昼食もパクー>


タクシーで1時間くらい走った町で、私だけが川辺の桟橋で降ろされる。運転手は、連絡船の切符を買って来て、これに乗れという。

<フェリー乗り場>

マナウスの町はすぐ対岸にあった。そうかこれに乗った方がマナウスに早く着くのか。もう二人は空港に行くようだ。
缶ビールを買って飲みながら連絡船の出発を待つ。船は20分ほど待つと出発。

<マナウスの町>

船は20分ほどでマナウス港に到着。あの苦労して探したツアー会社 amazon explore が入っている港の施設に着いたのだ。なにか拍子抜けしたようだが、冷静に考えれば橋を渡る代わりに船で帰ってきただけである。
ついでにオフィスに寄って、明日からのなにかよいツアーは無いか聞いてみた。相変わらず人のよさそうなおじさんは、「ヤー!」と言って歓待してくれ、アマゾン川クルーズの日帰りツアーを紹介してくれ、それを予約する。

<夕食は定番の屋台で魚料理>

久しぶりに戻ったマナウスの町はなんだか懐かしい感じがした。ホテル Ideal に直行し部屋をとる。4日前に泊まった同じ部屋が空いていた。
もう夕方、夕食は定番の川沿いの屋台。大きな魚を注文。久しぶりのよく冷えたビールを飲みながら、ジャングルツアーから無事に戻ったことを祝う。思えば、いろいろなことがあった4日間だったが、非常に充実してツアーを終えることができ一人で乾杯!


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