<ヨセミテ谷の東(奥部)地図:黄色が歩いた道>
このあたりの写真地図(google)です
≪●●●ヨセミテ2日目●●●≫
あくる朝、日の出前の7時に起きて散歩。ホテルのそばのヨセミテ滝を見に行く。今日は谷のあちこちでトレッキングを試みるつもり。雪があっても歩けそうな所を昨夜ネットで調べておいた。
ロッジ近くにあるヨセミテ滝のロワートレイルを歩く。滝は3段になっており下の滝ツボが見える。
<ヨセミテ滝(上部)>
上・中・下の三段になっているセミテ・フォールはその落差739m。北米で最も高い落差があり、世界でも5番目を誇る滝。
上部ヨセミテ滝は435mの落差。そこから中腹の小滝は205m落ち、最後に下部ヨセミテ滝は渓谷の底の滝壺まで97.5mの落差がある。
<ヨセミテ滝(下部)の前で>
その後、道路まで出て日の出を迎える。しかしここは谷底。上の方の岩には日光が当たるが下まではなかなか来ない。あたりはいつの間にかすっかり明るくなっている。しかたなく、再び滝に行き、その横にあった道をたどり上部の滝に行く、アッパートレイルを歩いてみることにする。これは完全な登山道でヨセミテ滝の上まで行く道らしい。
<アッパー滝への登山道入り口>
標識を見るとアッパー滝まで行くと3.4マイル(約5.5km)と3〜4時間くらいはかかるであろう。まあ、滝が見えるとこまで行ってやれと登りだす。
道はジグザグ。雪と氷で覆われている。すべらないようにゆっくり登る。しかし、時々転んでしまう。樹林に覆われて展望はきかない。
<巨大な岩壁>
せめて森林限界までとツルツルの道を登るとしだいに汗が出てくる。標高差にして約300mを1時間ほど登ると、やっと樹林が無くなり見晴らしがよくなる。
<ヨセミテ谷>
ここから見たヨセミテ谷の風景は素晴らしかった。下は、細長い谷が広がり周囲は雪をかぶった山々、横は巨大な岩塊。絶景を堪能した。
<記念撮影>
せめて滝が見えるところまでは行きたかったのだが、時間が心配。チェクアウトは11時。まあ、また来よう。残念だが引き返す。
<ヨセミテロッジの宿泊楝>
宿に戻ると10時半すぎ。朝食をとり、チェックアウトして車でカレー村まで行く。
<カレー村>
ここはヨセミテ谷の一番奥の村で、一番ハーフドームに近い村。ハーフドームがよく見える。
<カレー村からハーフドームを望む>
駐車場に車を停める。ここから周回道路がありこれの周辺にいくつかのトレイルがある。
周回道路に沿って歩き。ミラー湖まで行ってみる。観光客もたくさん散歩している。中には歩くスキーを楽しんでいる人もある。
<歩くスキーで>
平坦な道を1マイル歩くとミラー湖に着く。ここはハーフドーム真下。上を見ると、いつもの姿ではなく、欠けた半分を正面から見るので形は丸いというか普通の岩塊。
<ミラー湖>
さらに奥に行くとミラー湖の奥の方は凍っていた。雪の下の氷の硬さを確かめ、おそるおそる歩いてみる。全然問題無く歩き回れる。上にはハーフドーム、天気は快晴。実にいい気分。
<凍ったミラー湖>
引き返しさらに周回道路を奥に入り、滝を見るミストトレイルに入る、ここは登山道みたいで坂道である。雪があり凍って滑るので慎重に登る。道や周囲には雪が増える。
<標識>
標識があり、この道を行くとヴァーナル、ネバダの2つの滝があり、さらに行くとハーフドームまで行けるみたい。でも冬季であり、最初の滝まで行ければいいや。それでも2.4km。まあ、行けるところまで行ってみよう。
<雪道>
坂道は凍ってツルツル。間違えれば滑って谷底に・・・という場所もある。観光客は少なくなるがいる。
<崖>
1時間ほど登った所の橋の先で、雪のため冬季はクローズという標識。滝は見れなかったが、もう時間的にちょうど良い。引き返すことにする。
<クローズ>
慎重に下り、周回道路、さらにカレー村の駐車場と戻る。2時半ロッジに着き昼食。3時半出発。もう一度周回道路沿いで停めて、名残惜しむ
<ヨセミテ谷>
やがて周回道路からはずれ、帰りは140号線で帰る。道路には雪など無く、最初からこの道で来れば問題なかったのに・・・と後悔する。
<沈む夕日を追いかける>
この道は少し距離は長いがいい道で飛ばせる。ちょうど西方に沈む夕日を追いかける形になる。しかし、とうとう追いつけなくなり途中で車を停め沈む夕日の写真を撮る。
<ベイブリッジ>
やがてストックトンの街でナビ沿って高速道路にあがる。そのまま夜の高速道路をひた走る。夜のベイブリッジを渡る。
8時ホテル着。4時間半で戻った。ホテルでは娘達が心配して出迎えてくれた。今日は娘達が買ってくれていた寿司と近くのコンビニで買ったラーメンとビール、ワインで夕食。
<夕食は部屋で>
ヨセミテ、大変だったが行ってよかった。冬季とはいえ、雪の中をミニトレッキングを敢行し、すばらしい景色と遭遇した。車で凍結した道路を走り、なんとか無事帰ってこれたことを祝って娘たちと乾杯する。
娘たちはサンフランシコ市内をケーブルカーに乗ったり買い物をして観光、さらに今日はサイクリングでゴールデンゲートブリッジを渡ったそうだ。いつまでも二人で楽しそうにおしゃべりしていた。
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