＜ヨセミテ谷地図（左側が入出谷：水色は歩いた道）＞
このあたりの写真地図（google)です
≪●●●世界遺産ヨセミテ渓谷へ●●●≫
今日は、私は１泊二日でヨセミテへ行く。娘たちはサンフランシスコを観光するという別行動。
早朝６時娘たちを起こさないように部屋を出る。まだ暗い中、ナビに沿って市内を抜けベイブリッジを渡る。しかし、高速道の分岐で南に行くところを北に行き、引き返したらまた再び橋を渡りサンフランシスコ方面に戻るという事態に。
しかたなく、途中のtreasure ilandで降りUターン。しかしここで、思いがけないすばらしいサンフランシシコの夜景と遭遇する。
再び橋の半分を渡り、今度は無事曲がることができ１２０号線を南下し、高速道を降り、さらに一路西に向かう。
＜国道１２０号線＞
世界遺産ヨセミテは一度行ってみたかった場所であり、できれば夏に行きトレッキングしたいのだが、今は冬。雪があり車で行くのも大変な場所だというのは調べておいた。しかし、冬は冬で素晴らしい景色が広がっているみたいだ。用心のため、日本からはるばるチェーンも持参しているのだ。
やがて田舎道になる。雪は最初は全くなかったが、当初ネットで調べた「冬は回り道の１４０号線の方がよい」との情報で迷ったが、どこから入るか分からず、また、あまりにも快適だったのでそのまま行くことにする。
＜やがて山道に＞
しかし徐々に高度が上がるに連れて、周りに雪が現れ始め不安が胸を横切る。途中で給油と買い物をする。朝食用のパンと今晩のビールとワインを買う。
＜ゲートで入場料を払う＞
やがて検問所があり２０＄払い通過。盛んに「チェーン携行」の表示がある。雪が路面を覆い始める。高度はどんどん上がり１８００ｍを超える。
＜雪道に＞
雪は徐々に道にまで圧雪状態、しかも凍りつくようにカチンカチン。いつチェーンを巻こうかと思っていたら、ちょうど良い場所があり車を停める。久しぶりのチェーン巻きの作業だが日本で少し練習してきたのだが、結構時間がかかる。３０分ほどかかりなんとか巻けた。
＜たまらずチェーンを装着＞
これで一安心。しかしこれで走り始めると、チェーンが当たるのかガリガリとうるさい。低速で走る。やがて１８００ｍを超える峠を過ぎると路上の雪がなくなってきたので外す。
＜ハーフドームビュー＞
少し走ると下り坂になり、まもなく右手に展望場がある。ここがハーフドームビュー。下の方にヨセミテ谷、その向こうにハーフドームが見える絶景。これが初めて出会うハーフドーム。ハーフドームとは岩の半分が割れたようになっているので付いた名前。いわゆるヨセミテのシンボル。
＜ヨセミテ谷＞
やがて長い坂を降りるとヨセミテ谷に着く。そうか１２０号線は距離的には短いが、この峠を超えなけれなならないので、冬は谷に直接入る１４０号線を通る方がよいのか。
＜ヨセミテ谷＞
谷に降りると一面の雪景色になり周囲に大きな岩が現れ、圧倒される。道路は除雪されておりチェーンが無くても問題ない。
時々車を停めて、風景を堪能する。観光客もたくさんいる。温暖なカリフォルニアでも、ここまで来ると雪遊びができるのだ。
＜ヨセミテロッジ＞
道路は一歩通行になっていて対向車はない。しかし路面は凍り付いているので慎重に運転しながら２時ヨセミテロッジに到着。８時間かかったことになる。でも道間違えたり、休憩したり、観光しながら、しかもチェーンを巻いたりしながらだからこんなもんだろう・
＜フロント＞
チェックインして部屋に荷物を持って入ろうと車から運ぶ途中、せっかく買ったワインが滑り出て割れるという悲劇。ウーン不注意であり、残念、部屋に荷物を置いた後、再び車で出てみる。
ここは一歩通行の周回道路になっており、まずは残りの半周をしてみることにする。
＜エル・キャピタン＞
高さ１０００mはあろうかという巨大な１枚岩エル・キャピタンの下で写真を撮る。この岩もヨセミテの顔。スペイン語の名前の通り「主将」みたいな（ここでは昔この地域を支配していた部族の「族長」の意味らしい）大きな顔でヨセミテ谷を見下ろしている。ここは夏場はロッククライマーで賑わうという。
＜ブライダルベール滝＞
周回道路の入り口にあるブライダルベール滝を見る。歩道が凍ってツルツル滑り、面白かったがやがて坂にかかると危険を感じた。
ツルツル滑っていたらメキシコ系らしい家族に助けてもらう。若い夫婦は自分たちも滑りながら懸命に、私の手を取ってくれた。ありがたい。
＜ブライダルベール滝の前で＞
滝は、落差１８９m。冬で水量は減るが凍らず流れている。その飛沫が凍って、足元は分厚い氷の板。さきほどの家族に写真まで撮ってもらった。
続いて、トンネルビュー方面に左折したのだが、その直後坂の上から対向車が現れ正面衝突の危機。対向車が盛んに警笛を鳴らす。一瞬何が起こったか分からなかたが。すぐに日本と同じ左車線に入っていることに気づき、車線変更をして難を逃れた。普段は気をつけているのだが、ふっと気が緩むとこうなる。改めて気を引き締める。
＜トンネル＞
凍った坂を注意しながらゆっくり上がるとやがてトンネルに着く。凍りついたツララが垂れ下がっているトンネルの手前に駐車場がありここが有名なトンネルビュー。ここからヨセミテ谷を一望する素晴らしい眺めが広がるのだ。
＜トンネルビュー＞
トンネルビューからはうわさ通りのすばらしい眺めを見ることができた。ヨセミテ谷の両側にハーフドーム、エル・キャピタン、さらに右にカテドラルロック、その下にブライダルベール滝も一望できる。
＜トンネルビュー＞
しかも夕暮れの光がエル・キャピタンの上方だけに反射して赤くなる。
寒いが時の経つのも忘れ風景に見入る。やがて日が沈む。
＜フードコート（食堂）＞
すばらしい眺めを堪能したあと、宿に戻る。夜はロッジのフードセンターで１２．５＄のジャガイモとチキンの定食を注文。ビールを持ち込んでも大丈夫。冬だというのに大勢の観光客。
＜夕食＞
土産物屋に寄った後、ワインを買い、部屋に戻る。
＜部屋（光っているのはノートパソコン）＞
部屋は二人部屋で一人で泊まるのはもったいないほどの大きな部屋。一泊約２万円。この旅行で一番高い。でもシーズン中はなかなか取れないロッジに泊まることができ満足。暖房があるが気温が低くなかなか効かない。ここで部屋の脇にベランダがあることに気づく。
＜ベランダから部屋を見る。・・がこのあと悲劇が・・＞
せっかくだからベランダに出て、ワインを飲む。寒いので早々にして部屋に戻ろうとしたら・・・ドアが開かず失態に気づく。そうなんだカギが必要なのだ。このベランダはそのまま外にも出られ、自動で鍵がかかるのだ。ウーン、失敗。フロントに行きスペアを借りる。
今日は、道を間違えるし、正面衝突しそうになるし、ワインは割るし、最後はこれか・・・なにかおかしい一日だった。まあこんな日もあるさ。明日、歩けそうなトレッキングルートをネットで探し寝る。
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