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島根→大阪→ヨハネスブルク→ケープタウン ２０２４年５月１０〜１２日  バスは７時間かけ大阪に着く。もう夕方６時回っていて暗くなっていた。GPSでホテルの方角を探すが、都会では高いビルや地下街などなかなか方向が定まらない。あちこち迷いなんとか予約していた梅田駅近くの安ホテルに入る。ホテルの周りは居酒屋だらけで大勢の人で混んでいた。その中の一軒に入り夕食にする。都会の居酒屋は安い。もう当分刺し身なんか食べられないから味わっていただく。 
＜大阪観光：梅田スカイビルの空中庭園から見る淀川河口：大阪城：HEP FIVE観覧車＞ あくる日、６時ごろ目が覚める。フライトは１８時４０分。３時頃まで大阪を観光できる。とりあえずチェックアウトの１０時まで朝の散歩に出ることにした。 ６時半ホテルを出発。まずは近くの大阪天満宮を目指す。２０分で着き、お参りしたあと時間があったので大阪城まで足を延ばすことにする。そこから１時間。大阪城をぐるりと一周したあとホテルに戻る。3時間で１２ｋｍ以上歩いた。 ホテルに戻りチェックアウトして梅田駅方面を目指す。荷物をコインロッカーに預け梅田スカイビル方向に歩く。空中庭園から見る淀川河口方向は、来年万博が開催される会場までは見えない。その後HEP FIVE観覧車にも乗り大阪観光終了。少し歩き過ぎて疲れてしまって足が痛い。２時ごろ空港に向けて出発。 
＜関西空港（右下）と大阪市街の夜景＞ ３時過ぎに関空着。まずは両替え。アフリカではATMも当てにならないみたいだから少し多めに米ドルと南アフリカランドに分けて持っていくことにする。円安で米ドルは１６０円を超える。まあ、しかたない。ドルはどこの国でも使える守り神。3か所に分けて身に着ける。 飛行機はキャセイパシフィック航空。無事搭乗手続きを終え、ゲートの前で待つ。 そして出発。飛行機はとっぷりと日が暮れた大阪から瀬戸内海沿いを通り、黄海にでる。 
＜香港で乗り継ぎ＞ 4時間ほどで香港国際空港に到着。現地時刻は夜の９時４０分。そのままトランジットでヨハネスブルク行きに乗り換える。３時間弱の乗り換え時間があるので問題なくゲート前に到着。そして香港を出発。時刻は０時３０分、翌日になっていた。ここからタイの上空を通りインド洋を斜めに横ぎる初めての航路。 
＜ヨハネスブルク行き機内＞ 香港を飛び立つとここから13時間の長いフライトが始まる。席は窓際。そのうち下に街の明かりが見える。フライトシミュレーターを見るとバンコク上空だ。ここからインド洋に出てスリランカ上空をかすめ一路ヨハネスブルクへ。機内食を食べ、ビールとワインを飲むがなかなか寝付けない。映画を５〜６本見て少しうつらうつらした程度。 
＜ヨハネスブルクの町並み＞ 香港出発から10時間ぐらい過ぎ、窓の外が少し明るくなって目が覚めると眼下に島が見える。アフリカ大陸か。いやフライトシミュレーターを見るとマダガスカル島だ。飛行機はマダガスカル島の上空を通りアフリカ大陸へ。やがてヨハネスブルクの町並みが見えてくる。予定通り朝７時半到着。香港から１３時間飛行機に乗り続けた。日本からなら２０時間かかったことになる。 
＜乗り換え＞ ２時間ほどの乗り換え時間しかなくヒヤヒヤしながら長い入国審査の列に並ぶ。無事入国審査を終えて空港ロビーに出るとたくさんの人が群がってくる。タクシーやホテルの呼び込みだが、ヨハネスブルクは危険な街ということで観光の予定はない。すぐにケープタウンに移動するチケットをとってある。そのFrySafairのチケットカウンターを探さなければならない。 広いヨハネスブルク空港に戸惑ったが人に聞きながらFrySafairのチケットカウンターを見つけチェックインする。なんとか間に合いそうで一安心。 
＜ケープタウンの空港バスは運休＞ FrySafairは９時４５分、定刻通り出発。ケープタウン行き機内はほぼ満席。 約２時間ほどで、ケープタウン空港到着。時刻はちょうど昼頃 さあ、ここからだ。緊張が走る。空港からはMyCitibusで安く市内へという予定で表示に従って空港外に出る。そこにあったバスターミナルは閑散としていた。どうもあいにくバスは運航してないらしい。 
＜タクシーで市内へ＞ 困っていたらタクシーの運転手らしき男性から声がかかる。初めての南アフリカ、いやまて、ひょっとすると悪徳業者でそのままどこかに連れ込まれ、身ぐるみはがされ・・・・ 警戒していると運転手は身分証明書を提示し、車にもタクシーの表示がある。料金を聞くと400ランドだという。ちなみにこちらではランドでなくレンドみたいな発音で最初は少し戸惑う。まだ通貨の実感がわかないが3,500円くらいか。MyCitibusだと500円くらいで行けるはずなのに・・・しばらく考えたがこれしか方法はない。ＯＫして乗り込む。 タクシーは広い道路を市内に向かう。最初は警戒していたが運転手と英語で会話していくうちに大丈夫だと確信。やがて遠くの町の上に岩が見え、あれがテーブルマウンテンだろう。 
＜ロングストリートホテル＞ 約２０分で予約していたロングストリートホテルに到着。持ってきた南アフリカ・ランドで支払う。 入り口が分からずウロウロしていたら通りすがりの人がこのボタンを押して開けてもらうのだと教えてくれた。マイクで会話して開けてもらったドアから入り、階段を上がると2階にもうひとつドアがありその正面にフロントがあった。このホテルが改めて治安が悪い地域にあることが分かった。 予約を確認してもらい部屋に案内される。広い部屋に大きなベッド。このホテルに決めたのは街中で移動に便利そうだったこと、そして安かったこと。ここで３泊する。 でも、スマホを充電するアダプターに日本から持ってきたものが合わないことに気が付く。フロントでも対応してもらえそうだったが、これから先も使うものなので外で買うことにした。 
＜ロングストリート＞ チェックインを済ませ外に出てみる。ロングストリートというだけあって長い通りの端にホテルがあった。通りを歩いてみる。店が並び人通りも多い町の中心みたいな通りだが、所々黒人がたむろしている。明らかな東洋の観光客と分かったのか、「ヘイ、チャイニーズ」とか「ジャパン？」とか声がかかる。ここが改めて治安の悪い地域だということが分かった。 
＜警察官がいっぱい＞ しかし、警察官らしき人もいっぱい出ているので心強い。よく見ると銃を持っている人もいる。まさに南アフリカに来たという感じに緊張感が走る。 とりあえず、コンセントのアダプターを買うために雑貨店による。実物を見せるとすぐにアダプターを出してくれた。60ランド（５００円くらい）と日本で買うのと２倍くらいする。ぼられたかなと思ったが想定内。次に明日の観光を手配しなければならない。 
＜明日のツアーを予約＞ ロングストリートをさらに10分くらい行くと、赤い看板がでていてシティ・サイトシーイングの事務所があった。ここで市内を走っている赤い観光バスのチケットやツアーを購入できるみたいだ。パンフレットをもらい明日の喜望峰ツアーを予約する。525ランド。クレジットカードで支払う。これで明日の観光が保証され一安心。 
＜ビールを飲む＞ 明日の観光もできそうだということで一安心。ロングストリート沿いの飲み屋でビールを飲む。３０ランド（250円くらいか）でビールが飲めた。久しぶりに飲むビールはおいしかった。（おっと機内でも飲んでいたが・・・）外を見ると相変わらず黒人がたむろしている。 夕方になり、ホテルに戻ってタクシーを待つ。実は、今晩人に会う予定があるのだ。その人とは昨年一緒に旅行したネパール人でＳＪ君のお兄さんのＤＭさん。10年ほど前からケープタウンで働き、地元の女性と結婚もしている。 ＳＪ君の仲立ちでようやくラインで連絡が取れるようになった。ちなみに私のスマホはAHAMOなので南アフリカではほぼそのまま海外でデータが使えるので便利だ。 
＜シーポイントでＤＭさん夫婦に会う＞ ＤＭさんが手配してくれたタクシーでシーポイントまで行くとＤＭさん夫婦が待っていた。ＤＭさんは初対面だがビデオ通話などでなじみがあり、気持ちよく迎えてくれた。 ここシーポイントは海岸沿いにある観光地。治安もよくホテルもあるが高かったし、市街地からの交通の便が悪い（実際はバスの乗り方さえマスターすれば問題ないのだが）のでやめた地域。たくさんの観光客や地元の人々が散歩やジョッギングをしている。平和な光景を見ながらこちらにすれば良かったかなと少し後悔。
＜ライオンヘッドと流れ出る霧＞ 奥さんは子供の世話があるというので二人だけで海岸を散歩。ケープタウンの象徴テーブルマウンテンやライオンヘッドも良く見え、写真を撮ってもらう。 背後のテーブルマウンテンからいつのまにか霧が流れ出ている不思議な光景に出くわす。聞くと、よくあることなんだそうだ。夕方になり気温が下がると起きる現象なんだろう。 
＜夕食は豪華なステーキとワイン（３枚を合成）＞ シーポイント沿いのレストランに入り夕食。ステーキにワインという豪華なディナーに長旅の疲れなど吹っ飛ぶ。 ＤＭさんとカタコト英語で話をする。彼は３８才と若い。10年前くらいにネパールからここに来て、レストランで働きながら資金を貯め、その経営について学ぶ。やがて友人と共同で資金を借り一軒のシーフードレストランの共同オーナーになる。コロナ禍には大変だったみたいだが、今は順調に資金を返しているという。そのレストランには明日連れて行ってもらう予定。 二人でワインを１本空けて、さらに追加をお代わりしていい気分になる。呼んでもらったタクシーでホテルに戻る。 ケープタウン初日からいろいろなことがあったが、無事着いて、これからの旅がスタートできたということに感謝して寝りにつく。
  
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