≪●●●泰安まで●●●≫
宿を５時半起床、６時出発。（しかし後で分かったことだが、実際は時計が日本時間になっていてまだ５時だったのだが・・・）
今日はこの旅のハイライト。新幹線を使って済南まで行き、そこからバスで泰安まで移動し泰山に登り頂上で宿を見つけて泊まるという、少し欲張った日程。
だから、できるだけ朝早い新幹線の便を予約してある。
＜早朝の天津路＞
早朝の町はまだ人通りはまばら。
食堂は朝食の準備に忙しい。
＜青島駅のチケット売り場がある東半分＞
新幹線の予約はネットでしているので、証明の印刷物をチケットに替える必要がある。
あまり深く考えずに駅舎に入る。中に窓口でもあってそこで替えることができるんだろうと思った。
＜青島駅構内＞
中に入ると広い内部、高い天井・・・駅の構内も外見と同じく立派である。
しかし切符を売る窓口らしきものはない。駅員らしき人に訪ねるがあっちだといった方向は地下の改札口。
時間がせまる中再び駅員さんに聞くと、切符売り場はどうも、となりの建物らしい。。
一度出口を出て隣接する建物に切符売り場はあった。
＜手荷物検査＞
５分程度並び、切符を手に入れる。ネットで支払っていた料金は約170元（約2900円）
再び中に入ろうとするが手荷物検査が始まっていて長い列に並ぶ。
ようやく間に合って列車を待つが時間になっても改札口が開かない。
＜和諧号＞
ここで待合室の時計を見て始めて１時間ずれていることを発見。なんとも間抜けな話である。
しかたなく、もう一度外に出て散歩して時間を潰す。
駅の中の売店でパンとジュースの朝食を買う。
＜車内＞
やっと乗った新幹線は日本と同じ雰囲気の近代的な列車。すべて指定席。
中国鉄路高速は、中華人民共和国の鉄道向けに導入された高速鉄道車両である。愛称は、和諧号（わかいごう）
中国の新幹線は従来ある線路の上を走っている。それは中国の鉄道の線路幅は標準軌であるから可能であるのに対して、日本は狭軌であり線路を新設する必要があるからだ。
＜車外の風景＞
車外の風景は基本的に平野で畑が並ぶ。所々町がある。小さな駅は通過する。
車窓から見る風景は飽きない。中国大陸は広い。間に止まった駅は３つ程度。
青海駅から２時間２０分ほどで済南駅につく。９時過ぎであった。
≪●●●済南から泰安へ●●●≫
＜バスターミナルから見た済南駅＞
済南は人口約６００万の山東省の首都。しかし観光は泰山に登ったあと。今日は素通りである。
済南駅からはバスに乗り換え泰安に行く。
バスターミナルは駅の真向かいにあった。
＜バスから見えた泰山＞
運良くバスは持ち時間ほとんどなしで出発。
泰安までは約80km、１時間強でつくはず。
バスは一般のバス。しかし、高速道路を通る。
＜泰安市街＞
やがて、高速道路から降り街に入る。泰安である。
左側に山並みが見える。あれが泰山であろう。
バスターミナルに到着。
泰山の方向に歩く。
＜屋台で昼食＞
まだ、１１時。まずは腹ごしらえと食堂を探す。
ちょうど良さそうな半屋台みたいな食堂があり入る。メニューから適当に選んでビールを注文。
肉ピーマンいためみたいなものが出てきて、食べる。おいしい。
ほろ酔い気分で出発。時間は１２時すぎ。さて、ここから泰山に登るのだが、やはり計画通り正面から登ろう。
＜岱廟入り口＞
正面とは岱廟がある所。地図を頼りに聞きながら岱廟目当てに歩くが、見つけるまで結構手間がかかった。
やがて岱廟の正門、正陽門に出る。がっしりとした大きな城門である。岱廟は四方を城壁で囲まれており、この門から城内に入る。
＜石碑＞
岱廟は古代帝王が、泰山に封禅の儀に行幸するときは、ここで祭祀を行い、滞在した場所。
封禅の儀式を行った歴代の皇帝が収めた碑文もたくさんある。
＜岱廟の本殿、天?（てんきょう）殿＞
中国の代表的な宮殿様式で、北京の紫禁城、曲阜の孔廟と並ぶ三大宮殿様式の建築物として有名である。
中にはいくつかの門が南北に並び、その間に様々な建物や碑が並ぶ。
＜東岳泰山之神＞
奥まった所にある本殿の天?殿（てんきょうでん）中央に祀られる主神は、東岳大帝、つまり、泰山の神様である。主神の泰山神は、道教で信奉されるところの「百鬼之神」で、生死を主宰するとされる。
＜岱宗坊＞
ここが岱廟の北の出口。ここから泰山登山が始まる。
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